小川町有機農業生産グループ その1
今回のオレイコラな人々は、オリーブキッチン、オレイコラに安心、安全、
新鮮、おしいお野菜を届けてくれる埼玉県小川町の有機栽培グループを
取材してきまし。
「小川町有機農業生産グループ」とは、埼玉県のほぼ中央に位置する
奥武蔵や秩父の山々に囲まれた小川町で永年有機農業を実践してきた
金子美登氏のもとで学んだ人たちが、そのまま小川町で独立し、
さまざまな農家さんで各自それぞれ消費者と提携し、一部を共同出荷
しているグループです。
まずは、小川町で農業を始めて10年以上になる横田農場の横田さんの
ご紹介です。

横田農場さんは、小川町の駅から車で5分ほどのところにあります。
自宅のすぐ横に広がる畑と、徒歩圏内にある鶏舎、田んぼなどを所有。
畑の広さは2ヘクタール・・・。(ぱっと想像のつかない広さです・・・)
もと木工大工さんという横田さんは納屋、鶏舎等は廃材、間伐材を利用した
手づくり!木造のガラス温室では冬に向けてのイチゴの苗が出番を
まっていました。
横田さんはもともと小川町出身で、10年以上前にUターンでそれまで
自家消費の農業だったものをお子様のアトピーをきっかけに、
有機栽培専門農業として始めたそうです。
見学させていただいた畑では、キュウリやトマトの夏野菜がたくさん!
採れたてトマトを庭先の水道で洗って食べさせてもらいましたが、
その甘さにびっくり!久々にトマトの“まるかじり”をしました!

有機栽培では一般的に行われる“連作”はできません。
同じ作物を作ることによっておきる“連作障害”防ぐためです。
もちろん農薬を使えば同じ畑で、続けて同じ作物を作ることは可能です。
農薬を使わないため、一度作った作物はトマトだと5年、西瓜だと8年!
も同じ畑では作らないそうです。
そのため、有機栽培では多くの品種を作り、ローテーションを組んで、
連作障害を防ぎます。
なんと気の遠くなる話なんだろうと、びっくりしました!
地球にも、人間にも安全で安心な作物を作るためにかかる時間と
努力は、普段何気なく購入し、口に入れているだけでは想像もつかない
苦労がいっぱいです・・・・。
誰よりも食に関して真面目に取り組んでる人たち。
このオレイコラな人々の中だけではすべてを伝えきれないですが、
これを読んで、少しでも食に関して真剣に考える人たちが増えることを
願います。
Q スタッフの人数は
A 横田さん、奥さん、娘
Q 一日の労働時間は?
A 夏場は朝5時頃から夜7時頃まで
Q 作っている作物
A 50~60品目ぐらい。
Q 農業をやっていて大変なことは?
A 人手が足りず、植えたものが管理しきれないときですね。
Q 将来的にやりたいことはなんですか?
A 農場を法人化して、今現在自宅前で販売している直売所の拡大、
加工品の製造販売をしたいです。
小さい頃食べたお醤油の味が忘れられないので、
その味のお醤油を作ってみたいですね。

Q いまの 農業をどうおもいますか?
A 食料自給率39%の日本。日本人の食卓に欠かせない大豆の関しては
たったの5パーセント・・・。
この自給率の低さを危機だと思っていない消費者が 多いことが
危機なんだ。自給率は簡単には上がらないし、
これからも下がっていく一方なんだよね。
生きていく上でまずは食べることが大事なのに、
節約するときにまず削るのが食費。
これではよくなるわけがないよ。作りすぎた食品を破棄したり、
今の作物の価格にも問題が。半年かけて作ったお米は
一反あたりたったの30万!
もっと政府が対策を 考えるべきなんじゃないかな。
Q 横田さんが考える楽しい食卓は?
A 家族そろって3食食べることかな。
ご家族皆で作る畑。畑から帰り際に若い女の子がんバケツを持って
歩いていました。「あれは娘だよ」と笑顔の横田さん。
今はなかなか後継者がいない農家が多いなか、
こうして家族みんなで農業ができる農家は多くはないはず。
環境のこと、食のこと、日本のこれからのこと・・・。
真剣に考え、本気で取り組んでいるからこそ、
後継者もきちんと育っていくのではないでしょうか。
これからも家族みなさんの「楽しい食卓」がさらに楽しくなるよう
頑張ってください!
横田農場さんのお醤油、楽しみですね!
次回は、もとサラリーマンから農業に転職した高橋さんのお話です。
