小川町有機農業生産グループ その2
今回は、前回に引き続き小川町有機農業生産グループ
「ななほし農園」さんの高橋さんのご紹介です。

今はサラリーマンから農業に転職をされる方、
退職後田舎暮らしを希望される団塊の世代の方が多い中、
実際に本当に農業として生計を立てていける方は
そう多くはないのが現実では?そんなふうに考える方も多いと思います。
ここ小川町有農業グループでは、農業を目指す方を研修生として
受け入れる制度があります。小川町で実際に有機栽培の農業を
2~3年経験し、その後スタッフとして働く方、独立する方。
独立しても個人で販売先を探すのはそれは大変なことです。
小川町有機農業生産グループでは、それを解消するために
グループ出荷をし、独立した人たちのためにも安定した出荷が
できるようなシステムになっています。それぞれ農業を目指す
方たちのバックアップも整っています。
高橋さんはもとはサラリーマン。サラリーマンから50歳を過ぎて、
その研修システムを利用し独立して農業に転職された
農家5年目のかたです。
高橋さんとは国道沿いのコンビニで待ち合わせ。前回ご紹介した
横田さんから「軽トラでくるからすぐわかるよ!」と言われ、
待ち合わせ場所に行くと、いました。一目でわかる笠をかぶった高橋さん。
その姿はどこからどう見てもすっかり小川町の農家さんです。
ご挨拶をしてすぐに近くにある畑へ。国道から少し入ったところにある畑では、
皮が白い「九重栗」という南瓜。固くて腐りにくいのが特徴だそう。

黄色いマンゴーみたいな形のマクワウリ。お休み中の畑は有機肥料となる
雑草が背丈ほど元気に伸びていました。マクワウリ、若い世代の方には
あまりなじみがないですが、昔はメロンのようにフルーツとして多く
食べられていたものです。甘いメロンに押され、今では作る農家は
ほとんどなく、小川町でもここ高橋さんのところだけ。
お願いしてマクワウリ大好きなスタッフとともに収穫させてもらいました。

ヘタのところが丸く亀裂が入っているものが食べごろだそう。
●畑を始めたきっかけ
ずっと昔から農業をやりたい思いがあって、農業団体で仕事をしていて
50歳を過ぎて早期退職し、農業に転職しました。有機栽培は難しいと
思っていたが、小川町に研修にきて有機栽培をやることにしました。
●スタッフは
奥さんと二人
●品目は?
50品目ぐらい。有機栽培は同じ畑で連作ができないので品目が
多くないとできません。でも品目が多いと面白いですね。野菜以外に
自家消費分のお米、小麦、大豆も。小麦、大豆は収入にはならないけど、
有機栽培をやっていく上で栽培のローテンションがらくになります。
●畑の広さは?
70R(約2300坪)
●おもな出荷先は?
全体の8割は小川町有機栽培グループでのグループ出荷です。
2割は個人宅、直売所に販売しています。
●農業の楽しさは?
「自分のペースで好きなことができるのが楽しいですね。朝早く、
お休みもほとんどないですが、しっかり昼寝をして頑張っているので
大丈夫!」
●今後はどんなことをやっていきたいですか?
「もっといいものを作っていきたいですね。」
●高橋さんの楽しい食卓とは?
「自分で作った採れたての美味しいものが食べられる食卓かな?」
暑い日も、寒い日も、新緑の時期も、実りの時期も、夫婦ともに畑を耕し、
自分で食べるものを自分で作る喜び。手間と時間をかけ作った野菜を
「おいしい」と言ってくれる人たちとふれあえる生活はなんと素敵な
仕事だろう。
有機、無農薬野菜のニーズはこれからもさらに高まる傾向に
あります。
多くの手間と労力がかかる有機栽培で農業を営むことを
決意することは中途半端な気持ちではできません・・・。
夢を実現した高橋さん。
これからもがんばってください!
